あらゆる情報に囲まれている現代人は、五感への刺激を毎日多く受ける環境下にあるため、知らないうちに酷使して疲労が溜まり、五感が鈍くなっていると言われています。

今回のワークショップでは、五感を研ぎ澄ますエクササイズも織り交ぜ、五感に着目しながら改めて化粧品について考えていただきました。

 

 

まずは五感を研ぎ澄ます「レーズンエクササイズ」を実施。レーズンエクササイズとは、「1粒のレーズンを食べる」という行動を、手に取る、観察する、匂いや重みを感じる、口に入れる、下で転がす、噛む、飲み込む…と工程を細分化して、身体感覚を丁寧に味わっていくエクササイズです。

 

 

五感を研ぎ澄ませた後は、実際に用意したさまざまな容器、香り、クリーム(テクスチャー)を体験していただき、最終的に“夜に使うスキンケア”ならそれぞれどれを選ぶか考えていただきました。

素材名は伏せて体験いただくことで、より五感で感じたままの感想を伺うと、ミライストのみなさんに意外な発見がありました。

 

素材名を伏せて五感に着目しながら体験をしてみると、好きだと思ってた素材を選んでいなかったり、逆に苦手意識のあった香りを選んでいたり。今までとは違った感じ方をすると感想をいただきました。

また、人によってはクリームのテクスチャーを一番大切にしたり、人によっては香りを一番大切にしたり、同じ「夜のスキンケア」でも、五感の優先順位も自然とつけていることがわかりました。

 

 

パッケージのデザインだったり、店内の雰囲気だったり、インターネットでの前情報だったり、クリームに触れる前に五感が刺激されることが多くある現代。

いろいろな要素を含めて考えながら、より豊かな体験価値のある(見て・使ってワクワクする)化粧品を開発するために、今回のワークショップで出たミライストからのお話も参考にさせて頂ければと考えています。

 

ご参加いただいたミライストのみなさま、貴重なご意見ありがとうございました!

 

 

<参加ミライスト>

KARENさん・ココさん・Ekoさん