FEATURE: S/PARK Studio

ランチタイムメディテーション「ストレッチ&リラックス」


「アクティブな美しさ」に着目し、ランニングとエクササイズのレッスンプログラムを展開するS/PARK Studio(エスパーク・スタジオ)。「美」を専門として先進し続けてきた資生堂の研究所であるS/PARKならではの特性が詰め込まれた、エクササイズ/ランニングスタジオだ。そこで展開されているプログラムのひとつである「ランチタイムメディテーション「ストレッチ&リラックス」」のレッスン風景とその内容をお届けする。


S/PARK Studioでは現在、平日の12時から14時までの間をメディテーションタイムとして、照明を落とし資生堂オリジナルの心地よい香りを焚いてスタジオを開放している。午前中の業務や予定を終え、午後に向けたリラクセーションを行いたいという人にはぴったりだ。そのメディテーションタイム中の30分間で行われるのが、今回レポートする「ストレッチ&リラックス」。このクラスを考案したのは、S/PARK Studioのマネージャーであり、資生堂の主任研究員、日本体力医学会健康科学アドバイザーの白土真紀さん。「お昼の休憩時間中に頭も気持ちもすっきりして、午後の時間の効率化に繋がればと思い試験的に開始してみました」と話す。


レッスン前にはS/PARK Cafeの淹れたてのホットコーヒーが提供される。白土さんによると、「『カフェイン・ナップ(カフェイン仮眠)』といって、カフェインを摂取してから短時間の仮眠を取るとその後の仕事効率が上がるという研究報告があるんです。仮眠から起きる30分前にカフェインを摂取するのが効果的ということなので、レッスン前にコーヒーをお出ししています」とのこと。




心地よい香りの中、照明をつけたままの明るいスタジオでレッスンがスタート。ゆっくりとした深呼吸からから始まり、音楽に合わせてステップを踏んだり、軽くホップしたりなどして、少し息が弾むぐらいの全身運動を行う。身体がじんわり温まったところで、左右均等に全身を偏りなくストレッチしていく。


続いてスタジオの照明が落とされ、リラックスタイムに突入。「マットに寝転がって、リラックスしてくださいね」と白土さんが説明をしながら、希望する人にはブランケットを掛けて回ると、その側から参加者はみんなウトウト…。



「リラックスするためには自律神経の副交感神経を優位にさせてあるのがよいのですが、特に午前中お仕事をしてかなり交感神経が活性化している方は、そのままの緊張状態で『はい、リラックスしてください』と言われてもなかなかできないんです」と、白土さんが教えてくれた。軽めのエクササイズを入れることで心拍数を上げ、交感神経をさらに刺激して優位にさせる。するとその反動で、副交感神経が優位になりやすくなるということがあるそう。

「カフェイン・ナップ」の相乗効果もあってか、レッスン後は驚くほど頭も、視界もすっきり。「このレッスンで、午後も頑張ろうという気持ちを底上げできれば良いなと思います」と話す白土さんの思惑通り、これは効果てきめんだ。昼休憩の30分間に、このような使い方があったなんて。ぜひ一度、ランチタイムメディテーション「ストレッチ&リラックス」に参加してみてはいかが。