FEATURE: S/PARK

S/PARK Christmas Lab Fes. 2021イベントレポート

11月22日(月)から12月25日(土)までの約1ヶ月にわたり開催された「S/PARK Christmas Lab Fes. 2021」。S/PARK内の4つの施設であるS/PARK Beauty Bar、S/PARK Studio、S/PARK Museum、そしてS/PARK Cafeにて行われた、当イベント期間限定のスペシャルプログラムをピックアップし、モデルの稲本美和子さんと一緒にレポートする。


「Beauty&Well-Being〜温活〜」がテーマ
S/PARK Studioスペシャルセミナー

S/PARK1階のコミュニケーションスペースで行われたのは、S/PARK Studioによる人気イベントの「アクティブビューティーセミナー」。今回は専修大学スポーツ研究所との共同開催となるスペシャル企画となっており、テーマは「スポーツを通じたBeauty&Well-Being〜温活〜」。はじめに体組成などの身体測定を実施。自分の身体の状態を数値で把握した上で、資生堂研究員によるレクチャーや専修大学スポーツ研究所とプロアスリートのゲストととのパネルディスカッション、そしてアクティビティプログラムを受け、ビューティーとウェルビーイングについて考えるというものだ。

資生堂研究員の平尾直靖が「冷え」による肌への影響について、16Kの大画面モニターを使いながらレクチャーを行い、その後は元日本・アメリカ代表のフィギュアスケーターである小川真理恵さんをゲストに迎え、運動と休養、食事のバランスの取り方についてのトークセッションを実施。小川さん自身が普段のライフスタイルの中で気をつけていることや、自己流コンディショニングスキルなどについて語ってくれた。

アクティビティプログラムで行われたのは、小川さんによるオリジナルのワークアウト。ピラティスをベースに行うワークアウトは短時間でもしっかりと体幹にアプローチしてくれて、基礎代謝アップにも効果的!

ワークアウトを体験した稲本さんも、「だんだんと身体の芯から温まってくるのを体感することができました。それと、小川さんのしなやかなボディラインにはつい見惚れてしまいました。おうちでも気軽にできるメニューを教えていただいたので、実践してみたいです!」とのこと。


S/PARK Beauty Barのフレグランスワークショップで
香りに触れる

S/PARK Beauty Barによって開催されていたのは、小さな子供から高齢の男性まで、実にさまざまな参加者で賑わったフレグランスのワークショップ。一般的な香りの種類や香りの持つ力、また資生堂の科学と感性からアプローチする香り研究についての講義と、実際に香りに触れるアクティビティが行われた。

アクティビティの中では、参加者はムエットと呼ばれる専用の細長い試香紙につけられた5つの香りを感じて、それぞれの香りを言葉で表現することにトライ。香りの感じ方は人それぞれで、同じ香りであっても人によっていろんな言葉で表現されるため、その違いを複数人で共有していくのは参加者にとって新鮮な体験となった模様。

また、実際に商品化されている化粧品の香りを「フレッシュ」「爽やか」「華やか」などの9つのキーワードでマッピングしていくアクティビティでは、「香りのイメージを膨らませる作業って、シンプルなようでいてすごく繊細なんですね!同時に、自分の感性を信じることも大事なんだと知りました」と、稲本さん。ワークショップの最後には、十人十色の個性豊かな香りのマップが完成した。


S/PARK CafeのLab Fes. 限定メニューを
ランチタイムに堪能

S/PARK Cafeには、「Christmas Lab Fes. 2021」限定のスペシャルメニューが登場。「白身魚のブイヤベース」をメインに、パテやカポナータといったデリ3種、サラダ、パン、そしてドリンクがセットになっており、栄養バランスを考えた食材を取り入れた、色とりどりの料理に稲本さんのテンションもアップ。
「見た目も美しく、素材の旨みが詰まったお料理はスペシャル感があります!」と話し、にっこり。こうしたイベントや季節に合わせて限定メニューが代わる代わる登場するのも、S/PARK Cafeの魅力のひとつだ。


S/PARK Museumで
見どころ満載のInnovations in Beauty Zoneを散策

S/PARK Museumで楽しめたのは、Innovations in Beauty Zoneにて新設された体験コーナーと常設展示中の技術紹介動画シリーズ。体験コーナーでは、計7カ国、2,500人以上の肌を触った専門技術者の経験から作られた肌の柔軟感のスケールに触れることができ、さまざまな弾力タイプの肌と自身の肌とを触り比べることができる貴重な体験に、稲本さんも興味津々。
「私の肌は結構やわらかい方なんだと知ることができました(笑)。今後もケアを頑張ってやわらかい肌をキープしたいです」

また、技術紹介動画シリーズで見ることができたのは、「映文連アワード2021コーポレート・コミュニケーション部門」で部門優秀賞を受賞した「S/PARK SPEAK SCIENCE」。S/PARK上層階で働く研究者自らが実験や解説を行い、水と化粧水の違いや、洗顔時に泡立てが必要な理由など、身近な疑問を分かりやすく説明するムービーは、大人から子供までが楽しめる内容に。


ファンデーション作りの魅力にハマる
S/PARK Beauty Barのレクチャー・ワークショップ

S/PARK Beauty Barでは、ファンデーションの色作りを体験できるワークショップも大人気。お手本のファンデーションの色味を目指して、赤・黒・白・黄の4色の色材を混ぜて色を作っていくというもので、ワークショップの最後にはどれだけお手本に近づくことができたかが数値化される。白衣と手袋を着用し、S/PARK上層階の研究室で実際に使われている研究器具などに触れることができて、気分はまるで本物の研究員!

「普段から使っているファンデーションが、こんな風に作られているなんて知りませんでした。微量な違いで色が大きく変化するのが楽しいです。研究員の方に直接教えてもらえるのにも感激!」と、稲本さんも大満足。

S/PARK Beauty Barでは、このほかにも「2021年上半期ベストコスメの受賞アイテム」の展示や、資生堂のサステナブルなパッケージ開発に迫る「S/PACK」展示など盛りだくさんのコンテンツがあり、多くの人で賑わっていた。


世界最先端の技術を知る
江連智暢フェローによるスペシャル講演

この日の締めくくりは、3階のS/PARK HALLで行われたスペシャル講演「美肌研究の最先端」。 IFSCCと呼ばれる化粧品技術者の世界大会で、初の4大会連続最優秀賞を受賞した資生堂の江連智暢フェローを迎え、世界最先端の技術で解き明かす美肌の謎について講演が行われた。また、「いつまでも若くいるには?」等、寄せられた多くの質問にも、自宅でできる美容法や日常生活の心がけを紹介するなどして、江連フェローがひとつひとつ丁寧に答えていた姿が印象的であった。

講演の中では、AIを活用し、皮膚を超高精細にコンピューター上に再現して解析する資生堂の最先端技術「4Dデジタル スキン™️」の映像も公開。
「カラフルに色分けされたさまざまな細胞の分布映像を見ながら、江連フェローの話を聞いていました。皮膚内部の細かな構造を3次元で見るなんて経験は、もちろん初めて。美肌の仕組みについて、少し詳しくなれた気がします!こうした研究や技術が、今後どのように商品に生かされていくのかワクワクしています」と、稲本さんがコメントしてくれた。

今回レポートした以外にも、S/PARKの研究員によって企画・開催されたさまざまなアクティビティや展示、スタンプラリーなどが実施され、盛りだくさんの内容でクリスマスシーズンを彩った「S/PARK Christmas Lab Fes. 2021」。これからもS/PARKでは、誰でも訪れることができる資生堂の研究所として、さまざまな取り組みが行われていく予定。S/PARKならではの“美のひらめき”と出会いに、ぜひ気軽に訪れてみてはいかが?