資生堂と言えば化粧品の会社というイメージがあると思いますが、その根幹にはアート&サイエンスがあります。
化粧品には興味はあるがアートはよくわからないという方にも、化粧品とアートの繋がりを知って頂くきっかけになればと今回のイベントを開催。
現代アーティストのキュレーションを行いながら、ご自身もアーティストであるYOMAFIG.の吉見紫彩さんをお招きし、「アートの歴史・運動・市場」について講演をして頂きました。
アートの特徴って何だろう?化粧の特徴って何だろう?2つの似ているところ、違っているところは何だろう?
アートと化粧の接点についてミライストの皆さんと考えていくワークショップを開催いたしました。
今回は、ブレインストーミングを用いて行いました。
(※ブレインストーミングとは、自由に意見を出し合うことで、新たな発想を生み出したり、アイディアを昇華させたりする会議手法です。)
アートと化粧の特徴と類似点・相違点が出揃ったところで、ミライストの皆さんに発表をして頂きました!
たくさんのご意見を出して頂いた中で、アートと聞いて感じる要素としては、美術館や京都、生け花、などが連想されると言った意見がありました。
また化粧と聞いて感じる要素としては、韓国や流行、イメージチェンジ、個性などと言った流動的かつパーソナルな部分の意見が多く見受けられました。
皆さんの出して頂いたアイディアを一つ一つ紐解いて考えていくと、化粧とアートの接点が段々と見えてきました。
例えば、カラフル。これは、アートにも化粧品にも言えることで、色鮮やかな色彩で描かれた絵画と幅広いカラー展開をする化粧品は、似ている点といえます。
ワークショップの最後にミライストの皆さんに感想を伺うと、
「アートと化粧は、人の感覚が共通点だと思いました。」
「メイクアップは、顔への装飾という意味でアートの一部と思っていましたが、個性・見た目の鮮やかさだけでなく
トレンドという社会の流れや、人々の心情的な観点でも共通点があるんだなと感じました。」
「コスメとアートの共通点として、楽しみ方に決まりがないこと。制作者側が強い想いを持って作っていること。
言語化できない抽象的なものをアートやコスメを通して表現することができること。だと感じました。」
などと言った素敵なご意見を頂きました。
過去のワークショップでもミライストの皆さんの感性で「アートだと感じるものやできごと」について伺うイベントや五感に着目しながら化粧品について考えるイベントを開催しています。
【過去の活動報告】現代アーティストの高屋永遠さんと考える、普段の生活で感じるアートなできごと
【過去の活動報告】ミライストと考える、「五感を刺激するスキンケア」
今後も新たな発見と、ミライストの皆さんから頂いた貴重なご意見を参考に研究へ励んでいきたいと思います。
ご参加頂いたミライストの皆さんありがとうございました。
<参加ミライスト>
ナルさん miyuさん エリさん ヤヨイさん りこさん おいどんさん いまりさん かほさん