FEATURE: S/PARK Studio

「アクティブビューティーセミナー╱ 紫外線対策&はじめてランニング」 イベントレポート


S/PARK Studioでは2020年9月19日~22日の期間で、秋のアクティブビューティーセミナーを実施します。人数を絞り、感染症対策を実施したうえでお待ちしております。お申し込みはPeatixから。

資生堂グローバルイノベーションセンターの1、2階に位置する「都市型オープンラボ」であるS/PARK。ここでは「美のひらめきと出会う場所」をテーマに、日々さまざまなイベントが行われている(2020年8月現在、新型ウィルス感染症予防のため、頻度を減らして実施しております)。

今回は、スペシャルプログラム「アクティブビューティーセミナー ╱ 紫外線対策&はじめてランニング」の様子をお届け。

S/PARK Studioが企画するアクティブビュティ―セミナーは、毎回違ったテーマで研究員のレクチャーとエクササイズを組み合わせたS/PARKならではのイベント。4回目の開催となった今回は、前半は美容と健康のために役立つ紫外線とサンケアについてのレクチャー、そして後半は日々のランニングをより楽しむためのトレーニングが行われた。

8月10日から15日までの期間中、毎日実施された夏休み特別企画のひとつとして、通常よりも参加人数を絞り、コロナウィルス感染防止対策をしっかり実施して開催された。

まずは、紫外線の肌への影響と日焼け止めの最新技術についてのレクチャーを務めた資生堂グローバルイノベーションセンターの研究員で、日焼け止めの処方開発を担当している児玉美月が登場。

「紫外線にはUVA、UVB、UVCという3種類があるのをご存知でしたか?」と、紫外線についての説明からスタート。「晴れの日を100%とした時、なんと紫外線量は曇りの日でも65%もあります。季節や天気によっても変動しますが、晴れの日や夏の間だけ気をつければいいというわけではなく、夏以外の季節や曇りの日にも油断は禁物です」と、紫外線対策やサンケアの重要性について語った。

また児玉が「皆さんはマスクの下にも日焼け止めを塗っていますか?」と尋ねると、小さく首を横に振る参加者がチラホラ……。「こちらはUVランプと特殊な蛍光材を用いて行った、紫外線がマスクを透過するかどうかという実験の結果です。見ていただけるとわかると思いますが、このようにマスクの下にもきちんと日焼け止めを塗ることが大切となっております」と映し出された資料を説明し、マスクの着用が欠かせなくなった今の時代に知っておきたい紫外線対策について説明した。

「日焼け止めはなるべくこまめに塗るよう心がけてはいますが、『正しいやり方』と言われると、わかりません。特にスポーツを楽しむ時は汗をたくさんかくので、途中で落ちていないかが心配になることも……」と話すのは、このイベントに参加した山本章子さん。
「自粛期間中の運動不足解消のため、最近ランニングと自転車通勤を始めたばかり。早速明日から生かせるように、今日はたくさん教わって帰りたいと思います!」

次に登場したのは、S/PARK Beauty Barの津田光子。「紫外線防御効果をしっかりと得るためにも、本日は日焼け止めの正しい使用量や塗り方をしっかりと覚えていっていただきたいと思います」と、レクチャーを開始した。
「顔につけるときは、まず手のひらに一円玉硬貨大の量を出し、それを指にとって顔の5箇所にのせていきます」と言って、塗り方のコツをわかりやすく説明する。

参加者も、用意された資生堂の日焼け止め「アネッサ」を使用し、その場で実際に日焼け止めを塗っていく。

「腕に塗る際は、容器から直接肌の上に線状に出していきます。その後、手のひらを使い、大きな円を描くようにのばしましょう。肌に擦り込むのではなく、一枚のヴェールをかけるようなイメージで小量ずつ付け足しながら広げていくのがポイントです」と、津田。塗り忘れがちな箇所についての説明や、こまめな塗り直しの重要性、また肌につけた日焼け止めの落とし方についてもわかりやすくレクチャーした。

山本さんも、「マスク生活が続いているので、マスク焼けには気をつけたいと思いました! マスクで擦れてしまうゾーンには、しっかりと重ねづけすることを心がけます」と、今日の学びを早速インプット。

「塗り仕上げる際には、手の甲を猫の手のようにしていただいて、そして日焼け止めを肌に密着させます。そうすることによってピタッとつきますので、さらに効果的です。正しく日焼け止めを使用して、楽しい夏をお過ごしくださいね」と、前半のプログラムを津田が締めくくった。

「これからたくさん汗をかくと思いますので、その準備と心構えをお願いします!」と言って元気よく現れたのは、S/PARK Studioのトレーナーであり、「資生堂ランニングクラブ」OGの會津容子。

「シューズが合っていないと靴擦れやケガ、疲労の原因にもなります。まずは正しいシューズの履き方から、一緒にやっていきましょう」と會津。全員一度シューズを脱ぎ、「かかとを合わせてから靴ひもを縛り、フィット感を確認する」といったポイントを押さえながら履き直し、S/PARK Studioのスタッフが会場をまわりながら一人ひとりをチェック。

「ついめんどくさがって、靴ひもを解かずに脱ぎ履きすることも……。アドバイス通りに履いたら、フィット感が全然違います」と言って、山本さんも基礎の大切さを改めて実感した様子。

ランニング時の注意点やマナーについての説明を終え、いよいよアクティブなプログラムがスタート。まずはランニング前に行うことで身体をほぐし、怪我の防止にもつながるウォーミングアップから。

「何もせずに走りに行くのは怪我のもと。走る前のウォーミングアップでしっかり身体を温めましょう。しっかりと筋肉の温度を上げて、血流をよくします。するとランニング中のパフォーマンスも上がり、走り出しもグッと軽くなりますよ」と、會津。関節の可動域を広げ、筋肉を柔らげてくれる「動的ストレッチ」を行っていく。

続いては、同じくS/PARK Studioトレーナーの西田憲孝が自宅でも簡単にできるトレーニング法を紹介。プロのマラソン選手が実際の大会などで走るスピード感を体験できるユニークなトレーニングが行われて、大いに盛り上がった。

山本さんも「これ、見た目以上にキツイです……!」と言い、汗を拭いながら笑顔を見せてくれた。他の参加者も皆、いい汗をかいて晴れやかな表情だ。

最後に行われたのは、クールダウンを目的とした静的ストレッチ。「走り終わった後には、疲れを残さないためにも静的ストレッチをしましょう。伸びながらゆっくり呼吸を整え、リラックスしていきます」と言って、再び會津が登場。
「走る前と走り終わった後にする運動では少し違うので、そこも覚えておいてくださいね。クールダウンでは筋肉をほぐし、たまった老廃物を流す。こうすることで、疲労回復を早めます」

こうして「アクティブビューティーセミナー ╱ 紫外線対策&はじめてランニング」は終了。お土産には資生堂のサンケア製品のサンプル各種と、隣接されたS/PARK Cafe のスムージー引換券が配られた。このスムージーは、S/PARK Cafeのシェフが栄養士に相談しながら紫外線対策に効果的な食材を選択し、この日限定で作ったもの。ひと汗かいた後に飲む冷たくてフレッシュなスムージーは、きっととびきり美味しく感じたはずだ。

資生堂の研究員によるレクチャーとS/PARK Studioのオリジナルレッスンをセットで受けることができるのは、アクティブビューティーセミナーだけ。参加者の募集は随時WEBサイトで告知されるので、次はどんなテーマで開催されるのか、是非楽しみにしていてほしい。